終業点検

出動は常に一刻を争う緊急出動だと考えなければなりませんから、車両や機器類はいつでも出動体制が整っていなければなりません。その為には、普通の車両点検とは逆に、終業点検や時間のある時に法定6ヶ月点検並みに入念なチェックを行うことで、出動時の始業点検に手間取らないようにすることが大切です。これは、自衛隊や消防隊でも同じ考え方をしています。
もちろん、終業時には燃料等も満タンにしておきましょう。

装備点検

ケーブルに異常な摩耗やねじれはないか、チェーンに亀裂はないか、牽引フックに異常はないか等を調べておきます。
少しでも異常があったならば、安全を守る為にすぐに予備の物と交換しましょう。異常に気付きながら後で交換しようなどと思っていると、いつの間にか失念したりして出動時に慌てる事になりかねませんし、もしそのまま出動してケーブルやチェーン等が切れてしまったり、フックが折れて飛んだりして思いがけない事故に繋がることもあります。
また、現場の安全を守ることは、自分の安全を守ることにもなります。

油や泥で汚れたレッカー車で出動することは、作業現場での志気にも影響します。内外装共にきちんと整備されていれば、自然と身も心も引き締まるものです。
積載工具類は、必ず荷台の左側に片寄せて積み込みます。右側に積むことは、現場で取り出す際に通過する車両の側に身を置くことになりますので非常に危険です。路肩側であれば通過車両(後方からの自動車が一番危険)を気にする必要もなく、それだけ作業も捗ります。

予備車両と随伴車両

故障車でも事故車でも、どんな場合でも絶対にレッカー車が単独で出動してはなりません。これは鉄則です。
通常はまず先導車(先発車)が現場に急行し、無線で誘導しながら停車位置等を指示します。出勤基地で指令を受けた時と現着時で判断に違いがあれば、その連絡しなければならなりません。また、もし一名が負傷した場合に救助者が必要となることも理由です。

先導車は単なる情報連絡車ではなく、牽引にあたっての様々な補助的任務を果たさなければなりません。時には警察や救助隊(救助工作車等)の人命救助を補助する必要もありますから、現場でどんな思いがけない事態に遭遇しても応急処置ができるだけの必要最小限の準備や、若干の救助工具を積載しておきましょう。

また、レッカー作業時には交通整理、作業の指導や補助で安全確保に努力、牽引走行中は後部警戒車(ブレーキ補助、危険物の監視等)となりレッカー車の乗務員へ無線等で走行指示をします。
先導者にはベテラン隊員が乗務することが望ましいでしょう。日本赤十字社・救急法救急員講習会の修了者であれば適任です。

どのような場合でも、出勤基地には交替車両と出動要員を待機させておく必要があります。これは、牽引不能という事態が生じる可能性がないとは限らないからです。牽引不能という事態になった時、救援出動できる車両(レッカー車等)がなかったらとんでもないことになります。ミイラとりがミイラになってしまう、そんな可能性まで考えて注意を払う心掛けが大切です。
実際、牽引作業中に追突事故に巻き込まれ、不幸にもレッカー車乗務員が死亡してしまったという事故も、2件3件ではありません。

ロードレスキュー

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