停車の仕方

現場に近付いたら、後続車に対して緊急停車の信号を伝達します。
先導者等は最後部の安全な場所に一旦停車した後、レッカー車等にむやみに位置移動をしなくて済むような停車位置などの指示を的確に与えなければなりません。

故障車の場合、発見と同時に回転灯を点滅させて後続車に注意を促し、慎重に減速しながら故障車の前方にすみやかに停車します。
事故車の場合、現場付近での渋滞が予想されます。渋滞発見と同時に回転灯を点滅させて後続車に対し異常を知らせます。そして、渋滞で走行車線がふさがれている場合には回転灯やヘッドライトをつけて路地帯を徐行しながら進み、後続車の安全を確認しながら正確な停車位置に一回で止まるようにします。

現場指揮官(警察官、高速道路の関係者、先導者隊員等)との打ち合わせ前に現場(事故車等)を一周して車の状態を正確に把握します。そして、現場指揮官と作業計画や規制方法についての打ち合わせを行います。事故の場合はけっして独断で作業を開始したりするようなことがあってはいけません。警察官の指示を受けずに自分勝手な行動は絶対にしないことです。

救援作業

被牽引車が異常な高荷や過積載の場合には、横転やフレームを曲げてしまう事故に繋がる可能性がありますから絶対にそのまま作業をしてはいけません。
また、ワイヤー・ケーブルだけでの牽引も絶対禁止です。これは最も危険な行為ですし、レッカー車(オペレーター)の救援作業ではありません。

事故の衝撃で積載物が路上に散乱し、これを事故車に積み込むことが不可能な場合には、係官と打ち合わせの上で代車手配を依頼します。

作業着手の許可を係官に確認したら、作業手順の打ち合わせに従って作業を行います。
作業の進行は玉掛員のホイッスル、手合図によって行います。また玉掛けの際には配線ショートを防ぐ為に必ずバッテリーターミナルを外します。
やむを得ず酸素切断機を使用する場合は燃料やオイルの流出の有無を確認し、必ず消火器を用意しましょう。また、近くに作業員以外の人間が居ないことの確認も必須です。
作業中はケーブルの直下、ケーブルの両端には絶対に立ってはいけません。また、吊り上げ車両の下にも絶対に入らないようにしましょう。

レッカー屋の社長が物申す

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